思いを寄せる

こんにちは。

3.11。

わたしたちは自然災害をはじめ、
さまざまな出来事や体験を経験してきました。

突然大切な方との別れを経験された方や
はなればなれになって会うことができない方など、普通の日常を過ごすことがいかに当たり前ではなかったかをより感じる出来事に遭遇してきました。

尊い命が失われ
今まで以上にいのちと向き合うことが増えた方も多いことでしょう。

そんなことを経験し、
今を生きているわたしたち。

今生かされている私たちにできることはなんでしょうか。

そんなことを考える時間が
自然災害やコロナ禍を経験することで
より増えたように感じます。

答えはだれにもわかりません。

自分との対話をとおして
これがわたしの答えかな?と見えてくることもありますし、なかなか見つからないこともあります。

大切な人をなくしてから分かることや
気づくことはたくさんあると思いますが、
まずは自分が今出来ることやお役にたてることを考え、行動していくことが大切ではないかと考えます。

他人事ではなく自分事として捉えた時
どのようなことを考え行動するか。

ウクライナとロシアの紛争も連日ニュースで伝えられていますが、対岸の火事ではなく、もし明日日本で同じことが起きたとしたらどうするか。

不安定な世の中になり、
経済不安もさることながら
生きることが大変な時代にもなってきておりますが、そんななかでも、人々が寄り添って
幾度となく難局を乗り越えてきた歴史があります。

難しいことではなく、
今からでもできること。

それは
身近な人に感謝の言葉を伝えることだと
考えます。

自分がされて嬉しいことは
生きている間にやっておきたいと思っています。

ありがとう
私はあなたを愛しています
あなたに出会えて本当に良かったです
わたしはあなたの〇〇が大好きです
あなたの〇〇にわたしはとても感謝しています

こうした言葉がけは
生きている間にしか出来ないこと。

こころのなかで思っていることを
少し勇気をだして相手に伝えてみてください。

ほんの少しの勇気が
光となり
大きな変化に繋がっていくものと
確信しています。

今日は震災から11年ですが、
当時からまだ時間が進んでいない方もおられます。

相手を想い、心に寄り添い
遠くに住んでいる方や友人に思いを馳せ、
メッセージを伝えてみてはいかがでしょうか。

相手の幸せを願い
今日という日が尊い一日であるということに感謝しながら一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

今週もお読みいただきありがとうございました。

最後に
私が取り寄せている月刊誌に
記載されていた話を紹介させて頂きます。
実際に東日本大震災に遭われた方の
体験話です。



私の手元にある一枚の新聞の切り抜き・・・
そこには、岩手県宮古市の昆 愛海(こん まなみ)ちゃんが、
「ままへ」とひと文字ひと文字、祈りを込めて書いた手紙と
疲れてすやすや寝入っている姿が紹介されていました。

「ままへ。
 いきているといいね。
 おげんきですか」

今から11年前、東日本を襲った巨大地震。
当時わずか4歳で両親と妹が津波にさらわれ、一時間近くかけて書いた手紙に胸が締めつけられ、読み返すたびに涙が浮かんできます。

3月下旬に発売予定の
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」

 の3月11日には、被災された松野三枝子氏の記事が掲載されており、生かされている意味を改めて感じましたので、以下に紹介させていただきます。


******


あの日のことは忘れもしません。
二週間ぶりに点滴の針を抜いてお風呂に入れることになり、一人で浴槽に浸かっていた時でした。

14時46分、激しい揺れが襲い、
湯船の中でグルングルンと引っ掻き回されました。

私は昭和35年、小学校一年生の頃に三陸海岸を襲ったチリ地震の津波で3歳だった妹と祖母を亡くしています。

その経験があったため、地震が来た瞬間、
海から400メートルしか離れていない病院の3階にいた自分は助からないと半ば諦めました。

ところが最後のダダンッという大きな揺れによって、私はお湯と共に廊下に放り出されたのです。

たまたま看護師さんが私を見つけてくれ、
必死にバスタオルを一枚体に巻きつけ、
二人で屋上めがけて走りました。

窓から外の様子を見ると、5メートルはあった防潮堤の上に、真っ黒い津波が押し寄せるのが見えました。
病院は市内で比較的高い建物だったため、
近所の方も避難してきており、院内は大混雑。
何とか非常階段に辿り着き、三段目に足を掛けた時でした。

ゴゴーッという恐ろしい音と共に
ものすごい勢いの水が押し寄せてきたのです。

私は上にいた方に手を引っ張っていただき、
間一髪で水に呑まれずにすみましたが、
すぐ後ろにいた方や点滴を刺したまま階段にうずくまっていた方が、まるでぬいぐるみのように軽々と、一瞬にして水の中に消えていきました・・・

やっとのことで屋上に辿り着いたものの、
助かったことに安堵する間もありませんでした。

目の前でどんどんと人が流され亡くなっていくのです。
ある若い男の子がガスボンベに必死にしがみついたまま病院のすぐ横に流されてきました。

「助けてくれ!!」と大声で叫んでいるのが聞こえます。

でも、屋上から手を伸ばしても届かない。
しばらくすると濁流の中でガスボンベが垂直に立ってしまい、
重さで沈み始めました。

その男の子は叫びながら最後の最後まで手を伸ばしてもがいていましたが、
ガスボンベと共に沈んでいきました。
 
その後間もなく、真っ赤な軽自動車が内陸に向かって
病院の前を流れてきました。

見ると若い女の子がハンドルを必死に掴つかみながら号泣している。

おそらくエンジンが故障し、ドアも窓も開かないのでしょう。

屋上にいた人たちと、山まで流されて木の枝に引っかからないかと祈りましたが、引き水になった時、その赤い車が今度は海に向かって流れていきました。

皆、助けられるものなら助け出したかったはずです。でも何もできなかった・・・。

防潮堤の上まで車が流されたその瞬間、
パシャンと海に消えていきました。

屋上にはただ虚しく、幾人もの人が
「わーっ」と叫ぶ声だけが響き渡りました。
こんな若い子たちが流され死んでいく。

そんなことが許されていいはずがない。
薬漬けで末期がんの自分があの子たちの身代わりにならなくちゃ・・・。

泣いている私に、看護師長さんはぴしゃりと言いました。

「松野さん、泣いている暇はないんだよ! 
私たちは神様から生かされた。
助かった私たちは生きなければならないのよ」と。
                     ******
犠牲に遭われた人たちの無念と悲しみ、
被災された多くの方々の苦しみと悲しみを、
決して忘れてはいけない。
被災された多くの方々に思いを馳せ、
生かされた命を大切に過ごさなければいけないと改めて感じました。





こころとからだを笑顔に MAHALO

はじめまして。 こころとからだを笑顔に プライベートサロンMAHALOです。 かのクレオパトラも愛したと言われる 奇跡の植物モリンガをあなたのからだに 宿し、こころもからだも生まれ変わる お手伝いをさせて頂きます。 そして 今まで以上に こころとからだに寄り添い こころがふわっと軽やかな日々を 過ごしていただくための エッセンスをお伝えしてまいります。

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